今さら聞けないネットのあれこれ。
今回は
「TwitterとFacebook さぁどっち?」
についてお話します。
重要度:★
難易度:★
TwitterとFacebook、活用してるのはどっち?
正直な話、このれだけの母数でTwitterの勝ち?
とは言えませんが、コメント内容を見ると、日本でのSNSと言いますか、ネットの使い方の基本的な考え方の様なものが見えてきますね。
日本では、インターネット初期にパソコン通信として、流行したネットフォーラムがSNSの原型ですが、その時にハンドルネームとして使っていた名前が既に本名ではなく、ネット上の名前として定着しました。
つまり、多くの人はその当時から、ネットでは匿名での交流が当たり前のようになっていました。そこへ2005年個人情報保護法の施行により、ネット上での個人情報を隠蔽?するかのごとく、自分の素性を明かすことなく、発言(書き込み)を行うことが当たり前とされてきました。
特に、2ちゃんねるやmixiの普及により個人情報を明かすことが、タブーであると言う雰囲気が、その状況を加速させます。
Twitterは、2ちゃんねるやmixi同様、個人の特定は出来ません。
その上手軽に利用でき、日本人にとっては使いやすいツールとして、ヒットします。
とまぁ、いかにもな事をましたが、本来この問題はTwitterとFacebookを比べること自体が間違っているのではと思います。
発言数が少ないですが、それぞれの利用者の発言は、TwitterとFacebookの利用本質を端的に語っているように思います。
各種メディアに取り上げられて話題にはなっていますが、Facebookの複雑なネットワーク構造は、簡単に理解できるとは言いがたいですし、何より個人名での利用というハードルの高さが、利用の歯止めとなっているかと思います。
今まで匿名で利用していたネットを突然個人の特定が可能な環境で利用することへの抵抗感は、否めないでしょうね。これは日本人だからと言う訳ではないですが、特に最近の利用者動向を見ると、【責任の所在】が重要になっているような気がします。
誰しも、匿名で言いたいことを言って、その発言に対して、匿名をいいことに責任も取らない…… これは楽でいいですよね。
Facebookはその全く逆なことをやっているのですから、敬遠されても仕方がないのかも知れませんが。
まぁ、匿名で責任の無い発言は気楽でよいのですが、発言に責任が無いということは、情報としての価値は低いものにならざるを得ません。
つまり、Twitterとはまさに【つぶやき】でその発せられる内容に関しては、殆ど価値が無いと言ってもよいのでは?と思ってしましいます。
情報拡散(情報収集)の速さを利用理由にしている方も多いようですが、その内容がはたして真実なのか?という意味において、発言責任を負わない人が発した言葉をどこまで信用してよいのか?と疑問符がついて回ります。
そして、ほとんどの人が、ネットでは匿名が可能だと思っているようですが、真の意味での匿名など、ネット上には存在しないということを理解していないのです。
たとえ偽名を使ってネットを利用しても、何らかの痕跡は残ってしまいます。
PCであろうがモバイルであろうが、ネットワークに接続した時点で、匿名はありえないということをよく理解し、その上で自分の情報をどう管理してゆくか?という問題を考え、サービスを利用することが重要です。
それを踏まえて、TwitterかそれともFacebookか?
という問題に向き合うと、今の日本に於けるSNSの利用の仕方も少し変わってくるのでは?と思います。
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