2012年6月5日火曜日
Outlookユーザーはご注意ください 今さら……第19回
今さら聞けないネットのあれこれ。
今回は
「Outlookの添付ファイル」
についてお話します。
重要度:★★★★★
難易度:★★
先日、実に久しぶりにメールのトラブルに遭遇したので、その事について今日はお話しします。
どんなトラブルかと言いますと。
メールに添付されていたファイルが開けない……
と言うモノ。
添付ファイル名が winmail.dat となっています。
ファイル名を確認した瞬間。
ひさしぶりの添付ファイルだなぁ。
と感慨深げ?に眺めていました。
ここ数年はメーラーソフトに「thunderbird」を使うユーザーが増えているので、今回のようなトラブルを回避するためにも、Outlookユーザーの方には知っておいて頂きたい内容です。
実はこの添付ファイル、「Outlook」でならば、簡単に開く事が出来るのですが、その他のメールソフトを使用していると、開く事が出来ません。
そもそも、この添付ファイル winmail.dat とは何なのか?
このファイルは、実は元々は全く別の添付ファイルなのです。
特定の条件下でOutlookを使用してメールを送信すると、発生してしまう、いわばバグなのです。
詳細については、各自で調べていただければ、すぐにわかるかと思いますが、主な原因としてOutlookを使用して、HTMLメール※1を送信すると、添付ファイルが無い状態でも、winmail.datという添付ファイルを勝手に制作して、添付ファイルとして送信します。
この様な事にならないためには、どうしたらよいか?
下記ようにOutlookの設定を変更すれば、回避が可能です。
Outlookのメニュー
[ツール]⇒[オプション] ⇒[メール形式]⇒「このメッセージ形式で作成する」 の中から
「テキスト形式」 を選びます。
しかしこれでもまだwinmail.datファイルが添付されてしまう場合もありますので、その場合はアドレス帳を開いて、個別のメールアドレスを選択してプロパティの[SMTP アドレス]⇒[この受信者には Microsoft Outlook リッチテキスト形式で送信する] にチェックが入っていないかどうかを確認します。
上記の設定をしておけば、HTMLメールで送信されたものでなければ、winmail.datに変わることはまず無いようです。
もし、受け取った添付ファイルがwinmail.datだった場合、最も簡単な閲覧方法は、GmailもしくはYahoomailに転送することで、winmail.datの内容を見ることができます。
また「Winmail.Opener」と言うフリーソフトがあるので、それを使う方法もあります。
いずれにしても、このwinmail.datについては、MS側でも手を焼いている問題で、今回のように添付ファイルが化けるだけでなく、最悪の場合添付ファイルそのものが消えることもあります。
Outlookを使っている方で、メールを送った先方から、添付ファイルがwinmail.datで開けないと言われたり、添付ファイルが無いと言われた時は、「送りました」ではなく、上記の設定を行って、相手に再送信してください。送信側には問題が無くても、受け手側では、違う表示がされていることがあるという事を覚えておいてください。
Outlookの使用をやめて、別のメーラーを使うと言う選択肢もありますけどね。
HTMLメール※1
文字通りHTMLの表示機能を利用したメール。
文字だけではなく、画像も送れて、簡単なレイアウトまで可能という一見すると便利そうな機能ですが、ウィルス送信等に良く用いられるために、注意が必要です。
また、メール本文中に、ボールド(太字)やイタリック(斜体)等を使ったり、文字色を変えただけで、そのメールはHTMLメールとみなされますので、ご注意ください。
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