デジタル製品の修理 今さら……第26回
今さら聞けないネットのあれこれ。
今回は
「修理に出してみては?」
についてお話します。
重要度:★★
難易度:★
ご用心!―「新MacBook Proは事実上修理不可能」とiFixit
http://jp.techcrunch.com/archives/20120613ifixit-tears-down-the-macbook-pro-with-retina-display-deems-it-nearly-impossible-to-repair/
この記事では、新型MacBook Proは修理不能。と言っていますが、Appleストアーのジーニアス達は、iPod等の比較的小型の商品ついては、以前から修理ではなく、交換をしていました。
今回の記事もその構造から、修理は不可能?
と言う判断をしている訳ですが、この記事を読んで少し気になったので、調べてみました。
何を調べたか、と言いますと。
最近のデジタル家電の修理について。
ここ数年、デジタル家電は販売価格も下がって、かなり安くなっていますよね。
特に顕著なのは、デジカメとプリンター。
この二つは、安いものだと数千円で購入できます。
もうこうなると、修理するより、買った方が安い商品があります。
普通は「どうせだから、買いかえよう」となりますよね。
でも、ちょっと待ってください。
まずは、メーカーの修理ページをよく確認してください。
今の修理方法は、基本的に【定額修理】という方式で、大体どのメーカーでも2~3種類の定額で修理を受けます。
大体7000~20000円の範囲内で修理金額が設定されています。
10000円以下の安いデジカメを買った場合などは、修理費用が高くなってしまうので、修理に出せませんが、30000円程度の中級機種ならば、修理を検討した方がよい場合があります。
また、デジカメ程度の大きさの商品の場合、送料無料(メーカー持ち)と言う場合があるので、各メーカーのホームページを確認してください。
それと、極まれにですが修理を依頼すると、わらしべ長者的な事が起きる場合があります。
これは、おそらくデジカメの様な小型商品に限った事だと思いますが、その時のお話を少々。
これには必須事項があります。それは、
メーカーのサービスセンターに直接修理を出す
と言う事です。
販売店経由や宅配等の郵送ではなく、出来ればメーカーのサービスセンターへ直接出してください。
つまり、通常の修理依頼の場合は、修理不能商品(型が古くて修理できない等)の場合、修理できませんでした。と言って終わりなのですが、これがサービスセンター直接だと、事情が少々変ります。
もちろん、修理依頼時点で、これは修理できませんと言われてしまえば、それまでですが、修理できるか不明ですが、お預かりします。
となった場合、最悪修理が出来ない場合でも、対応が違う場合があります。
どう違うのか。
私の場合は、「10000円で修理出来ます」と聞いたので、修理を依頼しました。しかし後日連絡があり、「型が古くて修理不能です」との連絡が……しかし、修理できるとお伝えした手前、宜しければこの壊れたカメラ30000円で引き取らせて頂きます。と申して出来ました。
この壊れたカメラ、実は有名光学メーカーのデジカメでしたが、その光学メーカーがデジカメ事業から撤退して、カメラ部門を有名家電メーカーに合併させたメーカです。
つまり、製品は光学メーカーのものだけど、修理は家電メーカーのサポートという事になっていました。そのデジカメ自体も購入当時の金額は60000円程度する、当時としては高級機種だった事が、この結果になった可能性もありますが。
しかし、完全に壊れたカメラが30000円に化けるとは。
修理に出してみるモノですね。
似たような話で、私の友人は、サポートの窓口で「修理に日にちが掛かりそうなので、もしよければ、こちらの型落ち新品と10000円で交換しませんか?」
との申し出があったそうです。型落ち新品ですが、その彼のカメラから見れば、後継機ですから、その場で交換してもらったそうです。
これ本当の話で、どちらも国内の一流デジカメメーカーです。
今回の話は少し特殊な状況ではありますが、メーカーのサポートを利用するメリットがある。
と言う事を教えてくれます。
新しい機材を買う事は簡単ですが、一度メーカーサービスに持っていく。あるいはサポートに連絡(メールではなく電話がイイです)をとってみる事も悪くないと思いますよ。
神奈川県を中心として主に横浜・川崎・東京23区西部の中小企業・個人事業主向けホームページを制作しております。 横浜本田WEB
横浜本田WEB Facebookページ
http://www.facebook.com/hondaweb?fref=ts