Androidタブレットの行方 今さら……第21回
今さら聞けないネットのあれこれ。
今回は
「iPad・Kindle Fireから見るタブレットの未来?」
についてお話します。
重要度:★★
難易度:★
少し古いですが、面白い記事を見つけたので、その記事に関して私なりの解釈と妄想など。
「iPad」や「Kindle Fire」を超えるタブレットが登場しない理由
基本的に、Androidに言及した記事ですが、Androidタブレットが普及しない理由として、製造メーカーの勘違いによるものとしています。
パソコンと同じ様に、ハイスペックマシンを出せば、売れると思っているメーカーに問題があると。
確かに、それは間違いない事実でしょうが、どうも私はAndroidタブレットの中途半端な位置づけが原因の様な気がします。
実際問題として、作っているメーカーが目指しているところが、「ポストノートパソコン」と言う考え方だと言うところにあるのでは?と思います。
iPadやKindle Fireが何故あれだけ売れたのか?
どちらのタブレットも、「情報端末」の域を出ていないからではないかと思います。
つまり、両方とも明確なポジショニングがされているわけです。
米国の民間調査機関によれば、Androidタブレットの出荷数は、今年のうちにiPadやKindle Fireを上回るであろう事が予測されていますが、購入者はどういった目的で、Androidタブレットを購入するのでしょうか?
持ち歩きしやすいノートパソコンの代わり?でしょうか。
出先で簡単な書類の確認や、簡易な修正等であれば、高性能な機器は必要ありません。
Googleドライブを使用すれば、MSOfficeの書類は簡単に編集が可能ですから、大きなストレージも必要ないし、ソフトのインストールもいらない。
そんな機材に必要なマシンスペックは、どの程度のモノなのでしょうか?
ハイスペックなマシンが必要でしょうか?
もちろんバリバリ仕事をこなすヘビーユーザーは存在しますが、どれだけの人達がヘビーユーザーなのか?
そもそも、Androidを提供しているのはGoogleなのですから、Googleのサービスをストレス無く利用できるスペックがあれば、それで問題ないはずです。
先ほどの記事にも書いてありますが、最終的にマシンスペックではなく、提供サービスによる顧客の囲い込みに尽きるのではと、私も思います。
最低限のスペックで、商品価格を抑え、提供されるサービスで顧客を囲い込む……
まさにiPadやKindleがやってきた手法です。
AndroidにはGoogleが提供するサービスがありますから、同様な事が可能なはずなのに……
現在のAndroidタブレットには、そういったサービスが非常に判りにくいと言うより、スペックしか謳わない製造メーカーの販売戦略そのものが間違っているように思えてなりません。
このことに気づいて、販売戦略を変えたメーカーが出てくれば、少しはタブレットの世界も変わるでしょうかね?
いずれにしても、
明確な使用目的が示されない、パソコンの様な商品。
では購入者に対する明確な訴求力が低いので、伸び悩むことは目に見えているはずなのですがね。
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