ビジネスに使えるクラウドサービス 今さら……第6回
今さら聞けないネットのあれこれ。
今回は「ビジネスに使えるクラウドサービス」についてお話します。
重要度:★★★★
難易度:★★
前回のクラウドの説明でどういった事がクラウドサービスであるか、と言うことはご理解いただけたかと思います。
それでは、今回は実際にビジネスシーンで使えるクラウドサービスをいくつかご紹介します。
そもそも、【クラウドサービス】と言う単語で検索すると、実は意外と検索に出てこない場合が多いのですが、クラウドの回でお話しましたが。クラウドと言う言葉は、あくまでそのサービスを提供する形式に対する呼び名であることが判ったかと思います。
つまり、クラウドとは形式名称であり、商品やサービスそのモノの固有名称ではないのです。
従って、WEB検索では意外と出てこない場合が多いわけです。
ですので、検索をする場合は、具体的にどういったサービスを利用したいか、と言う事を決めて、より具体的な検索キーワードを入力してみましょう。
そうすれば、意外と簡単に自分が使ってみたいサービスが見つかります。
では、私がお勧めするクラウドサービスをいくつかご紹介します。
Lino
http://ja.linoit.com/
- 登録のみで使用可
- 全機能無料
- ソフトインストール:不要
- 使用可能キャリア:PC・スマホ※1・携帯
基本的に、ソフトをインストールする必要が無いので、サイトにアクセスできればキャリアを選ばないところが、使い勝手の良さに繋がっています。
※1スマートフォンについては、基本的に編集機能はなく閲覧のみですが、添付ファイルとして付箋に張り込むことが出来ます。
Dropbox
https://www.dropbox.com/
- 登録のみで使用可
- 全機能無料ただし容量制限あり。
- ソフトインストール:あり
- 使用可能キャリア:PC・スマホ※1・携帯 ※1
ファイル共有ソフトの草分け的存在。
サーバー領域をまるで自分のPC内のフォルダーとして使っているような感覚で、使い勝手も悪くないです。基本的に、サーバーフォルダーを貸すと言うシステムなので、格納するファイルの種類を選ばないところが魅力。
※1スマートフォン・携帯については、編集機能はなく閲覧のみ可能。ファイルのUPロードは可能。
Evernote
http://evernote.com/intl/jp/
- 登録のみで使用可
- 全機能無料ただし容量制限あり。
- ソフトインストール:あり
- 使用可能キャリア:PC・スマホ※1・携帯 ※1
Evernoteの魅力はなんと言っても数種類あるソフト群。用途に合わせて使い分けが可能な多数のソフトを駆使すれば、ビジネスシーンでの強力なツールになることは間違いなし。
※1スマートフォン・携帯については、編集機能はなく閲覧のみ可能。ファイルのUPロードは可能。
SkyDesk
http://www.skydesk.jp/
- 登録のみで使用可
- 全機能無料ただし容量制限あり。
- ソフトインストール:なし
- 使用可能キャリア:PC・スマホ※1・携帯 ※1
営業用ツールとしてコミュニケーション機能を強化した、共有サービス。
ファイル共有だけではなく、メンバー同士のグループ化や、チャット機能等も備えた、本格的なビジネスツール。サイボーズに良く似たシステムだが、無料で使用できる機能がある分、こちらの方が魅力的かな?
※1スマートフォン・携帯については、編集機能はなく閲覧のみ可能。ファイルのUPロードは可能。
Google Apps
http://www.google.com/apps/intl/ja/group/index.html
- 登録のみで使用可
- 全機能無料ただし容量制限あり。
- ソフトインストール:なし
- 使用可能キャリア:PC・スマホ・携帯
Googleアカウントを持っていれば、誰でも使用できるサービス。
- Gmail
- Google Sites
- Google Calendar
- Google Docs
の4つの機能を無料で利用できる。
特にGoogle Docsは他の文書共有よりも一歩抜きに出たシステムで、MS Officeと同じ書類の制作が可能。編集も各キャリアでほぼ出来るので、出先でも制作編集が可能なサービス。
また、ブラウザーベースでのソフトなので、キャリアにMS Officeがインストールされていなくても、Google Docsにファイルを入れることで、閲覧・編集が可能になります。
また、ファイルをダウンロードする際に、数種類の書式形式に変換が可能なので、ある意味においては最強のクラウドサービスと言えるでしょう。
また、有料のGoogle Apps for Businessではさらに多くの機能が使えるようになるので、まさにクラウドのスタンダードと言えるかも知れません。
今回は、基本的に無料で使用できる、代表的なサービスを紹介しました。
無料と言うことで、サーバー容量や編集・閲覧に制限があったりしますが、大抵の場合有料版がありますので、機能的に気に入らなければ、有料版を試してみる事も、良いかと思います。
有料版の利用料金も、数百円/月なので、それほど高くはありませんから、チャレンジしてみる価値はあるかと思います。
神奈川県を中心として主に横浜・川崎・東京23区西部の中小企業・個人事業主向けホームページを制作しております。 横浜本田WEB
横浜本田WEB Facebookページ
http://www.facebook.com/hondaweb?fref=ts