2013年4月15日月曜日

近い将来の検索システムは 今さら……第50回


今さら聞けないネットのあれこれ。

「未来のweb検索システム」

についてお話します。


重要度:★★★★★
難易度:★★★



未来の検索は「言葉」を超える:Googleのナレッジグラフ
http://wired.jp/2013/04/10/knowledgegraph-vol7/


非常に気になるニュース記事があったので、その記事に対しての個人的な考察です。
おそらく、数年でインターネットにおける【web検索】の姿は大きく変わるでしょう。

それは、今までの検索とは全く違う形になって行きます。
では、どう変わって行くのか?


今までの検索は【何かを知るため】の検索だったのが【何かをするために検索】にシフトして行くであろうと言う事です。


現状の検索システム

未来を知る為に、まずは現状の検索システムを知る必要があります。
現状の検索結果は、日本国内の場合ほぼGoogleの検索結果が殆どのシェアを占めます。
何しろ、Yahooの検索結果はGoogleの検索結果を使っているので、Yahooユーザー=Googleユーザーと言う事が言えるからです。

Googleは2011年以降頻繁に検索アルゴリズム(検索のプログラムシステム)を修正・変更しています。
その結果、現状では過去に行なわれていたSEO対策が、全く機能しなくなりました。

つまり【過去のSEO対策方法では、検索順位を上げられない】という事になります。
実際問題として、SEO上位表示を謳い文句として、営業していた会社の殆どが、事業の撤退・あるいは方向転換をしています。

ホームページを制作している現場でも、営業として【SEO対策に効果がある】とか【SEOに有利】などと言っての営業は、そのまま自分の首を絞める(実際に本当に検索結果を上げる事が出来るか不明なので)非常に危険な行為に変ってしまいます。

最近、私自身は営業でSEOに関しては殆ど話をしません。もちろんお客様を騙す意図は無いのですが、現状の検索システムでは、必ずしも良い結果が得られるとは限らないので【SEOに有利です】などと言って、お客様に過度の期待を持たせない為です。もちろん検索システムの現状をきちんとご説明した上で、どういった対策をすれば検索結果に影響を及ぼすか?と言った内容のお話はしますが。


そうした中で、唯一変らないSEO対策は、コンテンツの充実しか残っていません。
ですから、多くのSEO業者は【コンテンツ内容の最適化】を謳い、サイト内部のテキスト(文章)を検索システムにマッチするように変更する仕事にシフトしています。
要するに、ホームページ上の文章をリライト(作り直す)する事が、現状で出来る唯一のSEO対策となります。
しかし、そうした対策も必ずしも【良い検索結果に結び付くかどうかは不明】と言うのが、現状の検索システムなのです。


今日はここまで、明日「未来の検索システムとは?」です。



元記事
未来の検索は「言葉」を超える:Googleのナレッジグラフ
http://wired.jp/2013/04/10/knowledgegraph-vol7/



2013年3月22日金曜日

画像加工・編集ソフトはもう要らない。


ホームページ制作にかかせないモノが幾つかあります。
その中でも欠かすことの出来ないモノが、画像加工ソフトです。

有名なソフトとしてAdobe Photoshopがあります。

しかし、ホームページ制作において、Photoshopクラスの機能が必要な場合は、実は極僅かでここまでの機能は殆ど必要ありません。

特に画像加工初心者であれば尚更です。
高価なソフトを購入しても、その機能を使いこなせなければ、まさに宝の持ち腐れです。

とは言え、ある程度の加工・編集能力のソフトは欲しいところです。

無料の画像加工ソフトは現在多数あります。
そのどれも、現在では有料のソフトと遜色ないレベルの機能を実装していて、使用感も悪くありません。
もちろん、プロの目から見れば、欲しい機能が削除されていたりして、モノ足らなさはありますが、画像加工の勉強をしようと思うレベルであれば、これらの無料ソフトで十分だと思います。

さて、その中でもオンラインで加工・編集が可能なソフトが幾つかあるので紹介します。

オンラインソフトの利点は、ソフトのインストールが必要無い事。またネットが繋がる環境であれば、何処でも加工が可能と言うところでしょうか。
それぞれのサイトで大体そのまま使用出来ますが、加工した画像を保存する際に会員登録が必要な場合があったりしますので、それぞれのサイトでご確認ください。

また、今回ご紹介するサイトは、どれも機能的にはほぼ横並びです。
基本的に日本語に対応しているので、操作に関しても大丈夫だと思います。



Photoshop.com
http://www.photoshop.com/



Adobeが提供する、Photoshopのオンラインツールです。
機能限定版のPhotoshopだと思っていただければ、良いかと思います。
Photoshop Express Editorの最小限の機能で良ければ、会員登録は不要です。

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pixlr
http://pixlr.com/



pixlr editor
スマフォ用の画像加工アプリを提供しているpixlr。
会員登録をすれば、自分用のライブラリーを持つ事が出来ます。

//////////////////////////////////////////////////////////////////

Sumo Paint
http://www.sumopaint.com/app/



初期ページでは英語表示ですが、左上にあるアメリカ国旗をクリックすると言語選択が出来ます。
このサイトは、見慣れたアイコンパネルが表示されますので、かなり直感的に操作できると思います。



他にも、このようなサービスはありますが、とにかくこの3サイトはよく出来ています。
このサイトで画像加工の練習を積んでから、有料のソフトを手に入れるようにすれば、お金の無駄使いにならずに済みそうですね。
(ソフトを買わなくても、これだけで十分かもしれませんが)


※どのサービスもFlash Playerが必要になります。
最新版のFlash Playerをインストールしておいてください。



2013年1月29日火曜日

MEGA を使ってみた 今さら……第49回


今さら聞けないネットのあれこれ。
「50GBの無料ストレージ」
についてお話します。


重要度:★
難易度:★

簡単な登録のみで、50GBという大容量の無料ストレージが使えるサービスが登場しました。
その名は「MEGA」2013年1月19日からベータ版でのサービスを提供しています。





2012年1月「Megaupload」と言うオンラインストレージが、アメリカ政府によって強制捜査を受け、結局閉鎖に追い込まれました。理由はまぁ、この手のファイル共有サービスにありがちな「著作権の侵害」によるものでした。

しかしMegauploadの創業者らは、新たなサービスを今度はニュージーランドからはじめしました。

その名も「MEGA」です。
詳しい経緯や暗号化のテクノロジーに関して知りたい方は、個別に調べてください。

今回はそのサービス内容について、実際の使用感をレポートします。



50GBも無料で使える。

一般的なオンラインストレージで無料で使える容量は、大体2~5GB程度です。
50GBもの大容量が使えるサービスは他ではありえません。

転送速度が速い
とにかく、今までのオンラインストレージに比べて高速です。
これほど高速で無料のサービスは他にはちょっと無いかもしれません。

テスト環境
回線:光有線
ファイル容量:100MB

上り(ファイルのUPロード)
ファイルを約2分でUPロード

下り(ファイルのDOWNロード)
ファイルを約4分でDOWNロード



日本語にローカライズ

この手のサービスは、開始直後は英語圏のみの言語対応が多いのですが、開始時点で32ヶ国語にローカライズされています。
これは使う側にも優しいサービスです。

ファイル名や、フォルダー名称に日本語も使えますから、かなり楽ですね。




登録は簡単

登録は簡単で、ユーザー名・メールアドレス・パスワードの3つのみ。

ログイン時には、メールアドレスとパスワードの2つのみと非常にシンプルです。
また、アカウントがメールアドレス単位で発行されますので、複数のメールアドレスを登録しておけば、トータルでかなりの容量を使う事が出来ます。

また【連絡先】という項目があり、登録者同士での連絡が出来るようだが……
どうもこの機能ついては動きが良く解らない??

現在まだベータ版という事で、完全に出来あがっていない様ですが……
どうも、この【連絡先】を使って、友人同士でのファイル共有が出来そうな雰囲気ですが……

とにかく、まだまだサービスを始めたばかりなので、今後不具合も出てくるでしょうが、まぁ50GBをタダで使えるのでその辺は目をつむりましょうか。



スマートフォンには、まだ未対応

スマートフォンではどうなの?と思い、スマホからアクセスしましたが。
まだ未対応の様です。


スマホの場合はおそらくWEBサイトではなく、アプリで対応する方向だと思いますので、もうしばらく待ちますか。




2013年1月28日月曜日

Facebookタブアプリの考え方


今回は

「タブアプリ」

についてのお話。

Facebookページには、タブと呼ばれている場所があります。







様々なサービスを提供しているFacebookですが、実はユーザーが何か(デザインでも色でも)任意に変更をしたいと思っても、変更出来る箇所は【カバー写真】と【プロフィール画像】だけしか変更出来ません。

これは、Facebookページでも殆ど同じです。
しかし、ただ一つユーザーに変更を許された場所があります。

それが【タブ】です。

このタブ、個人アカウントでは任意に変更する事が出来ません。もちろん全く変更出来ない訳ではなく、特定のアプリを入れる事は出来ますが、その表示する中身までユーザーが変更する事は出来ません。
それぞれの場所(位置)の移動は可能ですが、タブアプリの中身はこちらで選べません。

しかし、Facebookページではタブアプリの内容も含めて全て、ユーザーが好きな様に作る事が可能です。

【タブアプリ】と言っていますが、実際アプリケーション(プログラム)と言うモノではなく、実際の中身は単なるサイトページを表示しているにすぎません。


【概念図】

上記の図を見て頂ければ、解るかと思いますが。
ドメインがssl表示※1可能なwebサイトページを、Facebookのページ内に表示しているだけになります。

Facebook側で特に特殊な事をしている訳ではなく、あくまで外部のページを表示しているという、簡単な構造です。

つまり【タブアプリ】に表示されている、画面はssl表示可能なwebサイトページであれば、どんなページでも構わないと言う事になります。※2

と言う事は、ssl表示が可能なwebページであれば、その中身(システム)は単純にHTMLで作られたサイトでなくとも良く、CMS等を利用した、webサイトでもいいと言う事です。

たとえは、飲食店などは、この【タブアプリ】にメニューなどを載せたり、あるいは【今日のおすすめ】と言った日々更新可能なコンテンツを掲載する事も可能です。
また、【タブアプリ】の表示エリア内であれば、他ページへの移動も可能ですし、ショッピングカートと連動させる事も可能です。





【アプリ】と言われていますが、その実普通のwebサイトを表示しているだけなので、制作自体はそれほど難しくない。と言う事です。

制作したwebページをアプリとして登録する方法は、時間があればいつかご紹介いたします。
とりあえず、登録してみたいと言う方は、下記検索キーワードで、Google先生に聞いてください。



検索キーワード:Facebookアプリ登録




※1
ssl表示とは簡単にいえば、通常のwebページより高いセキュリティー機能を持ったwebページと言う事になります。
今使っている、webページがsslかどうかの確認方法は、ドメインの前にある【http://】の部分を【https://】に変更してください。もし、そのままwebページが表示されれば、そのwebページは「ssl認証が使えるwebサイト」となります。
sslが使用可能かどうかは、利用しているサーバー会社へお問い合わせください。


※2
表示内容についての制約はFacebookの利用規約に則って、社会常識の範疇で一般的な内容となります。
また、Facebook側での表示サイズが決まっているので、外部サイトはその表示サイズ以内に収まっている事が前提となります。




2012年12月19日水曜日

Facebookページの予約投稿と修正。

ご無沙汰しております。
気が付けば、一月近く更新していませんでした。
最近Facebook関連の雑務が色々とあって、企業でもFacebookの重要性を理解して、動く方向にシフトしている企業様もいいです。

しかし、中小企業の場合はやはり情報収集能力の違いと言いますか、まだまだインターネットでの集客そのモノに懐疑的なお客様もいます。

そんな方々とお話する日々で、Facebookの詳細機能についてのお話が多々出ます。
と言う事で、本日のお題は

【Facebookページの予約投稿と修正】です。

Facebookページの予約投稿機能は皆さんご存じの方もいるかと思います。
え?そんな機能知らない?

そんな方は下記の記事をご覧ください。
要するに、普通のブログと同じ様に、決められた時間に投稿をUPしてくれる機能です。

リリースは、半年ほど前ですが、以外と知られていない様なので、一応あげておきます。



また、この予約機能は一度設定した後で、変更する事が少々面倒なようです。

通常この手の変更は、設定した画面を使って再度設定変更するやり方がポピュラーですが、Facebookページでは【アクティビティログ】の画面から行ないます。アクティビティログは他にも各種の変更機能を持っているので、何らかの変更が必要な場合に、その変更方法が不明ならば、真っ先にアクティビティログを見てみましょう。

また、Facebookページに限った事ではないのですが、デザイン上の制約か、はたまたFacebookの陰謀?でしょうか(笑
ボタン機能を言葉(テキスト)ではなく、アイコンのみで表示して言葉で示さない場合が多くあります。
そのアイコンも目立たない色なので、解りにくい場所や一見するとデザインに見えるボタンなどがあり、実際に触らないとその機能が解らない物が多数あります。

確かに、世界中で使われているFacebookですから、世界標準でのデザイン性が求められるのでしょうが、もう少し親切であっもいい様な気もしますけどね。








2012年11月21日水曜日

スマートフォンを使った音声入力 今さら……第48回


今さら聞けないネットのあれこれ。
「音声入力で書類を作る方法」
についてお話します。


重要度:★
難易度:★



 最近スマートフォンを使うときにキーボードよりも、音声で入力をすることが多いことがあります。この音声入力で文章を入力する方法があります

文章作成などでキーボードの打ち込みよりも、しゃべることつまり音声入力によってデータを入力する方が時間が早い場合があります。

しかし文章入力は特定のアプリを使うために、入力した文章の保存がメール等に制限される場合があり、必ずしも使い勝手が良いとは限りません。

 そこで今回紹介する方法はWebサービスの機能を使って、スマートフォン用アプリとの連携を生かし、効率的に音声入力したデーターを文書化する方法を紹介します。

スマートフォンでもPCでも使えるwebサービスlino

lino

linoはブラウザベースの付箋サービスとでも言いましょうか。便利なメモボードの様なWEBサービスです。しかも、スマートフォンや携帯電話にも対応していますので、あらゆる端末からアクセスが可能です。
スマートフォンにはiPhoneとAndroidの双方のアプリがあるので、殆どのユーザーが使えるシステムです。

スマートフォンには、キーボードでの入力の他に、音声での入力方法もあるのでその音声入力システムを使用すれば、スマートフォンに喋りながら文章を制作することができます。


実際の作業の流れはこうです

linoのアプリを起動して、スマートフォンを使って文章を入力します。その文章を保存して今度はPC上から保存した内容を確認します。

データ(文章)はほぼリアルタイムで更新されるので、PC上で確認した内容をそのままコピーしてそのテキストを他のアプリ(ワードやテキストエディター等)にペーストすれば、書類の出来上がりです。

文章の修正(リライト)は必要ですが、簡単に大量の文章データを作成することができるので、非常に便利です。

またネットワークにさえ繋がれば、どこでも入力が出来るので、思いついた時に入力といったことが可能です。

 今回のこの記事もlinoの機能を使って制作しています。
製作時間は大体30分程度でしょうか。制作内容が決まっていれば、ほぼ文章を読み上げるような形で制作できるので、非常に簡単です。

ただ唯一の問題はスマートフォンに向かって喋ると言う行為です。
端から見るとまるで、ひとり言を言っているように見えるので、少々恥ずかしい様な気がします。

しかし、効率的に文章の入力が出来るので、一度使ってしまうと離れられなくなりますよ。





2012年11月13日火曜日

Facebook テーブルテントアプリ


今日は、ネタがあるので急遽、連投です。


11/13 PM
Facebookマーケティングから、テーブルテントアプリが公開されました。

店舗経営されているお客さま向けの、アプリです。

実店舗に来て頂いたお客様に、Facebookページへのアクセスを簡単にしてもらう様に開発されたアプりです。

アプリとは言っても、要するにQRコード生成プログラムなのですが。


テーブルテントアプリ
https://www.facebook.com/marketingjapan/app_496405607036818




アプリページにアクセスすると上記の画面が出ます。
入力欄に、FacebookページのURLを記入して、イメージを作成ボタンを押すと、badge.pngと言うファイルがダウンロードされます。

そのファイルをプリントアウトすると、下記の様なPOPが印刷できます。



冷静に考えれば、タダのQRコードを印刷したPOPですが、Facebookのオフィシャルですので、普段使えない【オフィシャルロゴ】も入っているので、ちょっといい感じです。

このPOPをテーブルやレジ周りなどに貼っておけば、お客様が簡単にアクセスできますし、キャンペーン等と一緒に行なえばアクセス数をあげる事も可能ではないでしょうか?



【フォント】につてい


初心者WEBデザイン?
【フォント】につてい

ブラウザで使う、フォントについてのお話。

サイト製作の勉強をしていると、比較最初の頃にこの【フォント】についての問題に遭遇します。

一般的に言われている事で、【フォントは指定するな】と言う事が言われていますが、実際には大抵のサイトで、CSSによるフォント指定がされてます?

これでは言っている事と、やっている事が矛盾しますよね??
初心者にとっては、まってくもって【?????】といったところでしょうか。

本来の意味としては、フォントを指定しないという事は、【ブラウザの設定に任せる】という意味があります。
そもそも、ブラウザで使用するフォントとは、どういったモノなのでしょうか?

ブラウザで使用するフォントは、使用するブラウザ毎にフォントも、文字サイズも違います。
これらは、ブラウザの設定で簡単に変更が可能です。

この時に選択出来るフォントの種類は、概ね5種類くらいのフォントになります。
その5種類と言うのは、OSに関係なく一般的に搭載されている、【基本フォント】というものになります。

つまりブラウザで使用しているフォントは、
【使用するPCに搭載されているフォント】
と言う事になります。

では、PCに搭載されているフォントであれば、何を使ってもいいのか? と言うと……ダメです。

初心者にありがちな、欲望としてCSSなどを使って、部分的にフォントの指定(見出しタグ等)をして、見た目の綺麗なモノを作ってみたいと思われるでしょうが、それは意味の無い事なのです。

先ほど言ったように、【使用するPCに搭載されているフォント】で無ければ、ブラウザではそのフォントは表示しません。

つまり、自分のPCにはある(搭載)フォントは、必ずしも閲覧者(ユーザー)が観るPCにそのフォントが有る(搭載されている)とは限りません。もし指定したフォントが無ければ、代替えフォント※1に置き換えられてしまい、せっかく用意したデザインが(見た目)無意味な物になってしまいます。

この為にフォントの指定はするな。と言う事が言われているのです。

では、何故CSSによってフォントを指定しているか? ますます解らないですよね?

解答としては、複数のブラウザで同じ表示にするため。

と言う事です。確かにフォントの指定はしていますが、それは【ターゲットブラウザ】に対して、可能な限り同じ表示にする、一つのテクニックなのです。

ブラウザはそれぞれに初期設定のフォントやサイズが違います。しかし、それでは閲覧するブラウザによって、見え方が大きく異なる可能性が出てきます。

製作側としては、ブラウザが変わっても、同じ様に見える事が望ましい※2のでサイト内のフォントと、フォントサイズを指定することで、同じ見た目を保つようにしています。

もちろん指定するフォントは標準的なブラウザフォントです。

つまり、【フォントの指定をするな】とは標準的なフォント以外のモノ(フォント)を使うなという意味です。
いい変えれば、標準フォントであれば多少の装飾はOKとなります。


どうしても、標準以外の綺麗なフォントを使いたい場合※3、手段が無いことはありませんが、以下の条件が必要になります。

1.著作権フリーなフォントである。
2.JIS第二水準までのフォントデータをもつ事。
3.OSに依存しない汎用フォーマット、または一般的なフォントであること。

などの条件全てをクリア出来れば、フォントデータをWebサーバー上にUPして、CSSにてフォント指定をすれば、ブラウザでの使用も可能になります。

まぁ、かなり高いハードルですが。

いずれにしても、CSSによるフォント指定は、汎用フォントで、複数のブラウザでの表示を同じ様に見せるためのテクニックという事を覚えておいてください。





代替えフォント※1
CSSで指定したフォントが無い場合、ブラウザの設定フォントに置換されます。


同じ様に見える事が望ましい※2
製作としては、最低でもターゲットブラウザに対しては、全て同じ様に表示される事が望ましいのですが、必ずしも同じにならない事があります。


標準以外の綺麗なフォントを使いたい場合 WEBフォントを使う※3
WEB上に公開してあるフォントデーターを利用する方法で、ブラウザーで使用できる形にしたもの。
日本語対応のものもあるが、基本的に有料のものが多い。





2012年11月9日金曜日

CMSの実情?? 今さら……第48回


今さら聞けないネットのあれこれ。
「実はCMSは難しい?」
についてお話します。


重要度:★★
難易度:★



最近すっかり定着したCMS(英: Content Management System)ですが、様々なタイプが出ています。
ここ数年は、完全日本製のシステムもでてきて、その数も増える一方です。

【ホームページを簡単に製作・管理出来ます】

と言うような、キャッチコピーをご覧になった事がある人も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

確かに、簡単にホームページを製作出来るシステムも多数あります。ですが、実際に使ってみると使えるデザインテンプレートの種類が少なかったり、デザインの自由度が低かったりと、意外と不満が多かったりします。

また【簡単に出来る】といった謳い文句で使ってみたら……

全然簡単じゃなかった!

などと言う事もしばしば。

何故?簡単にでは無いのに、簡単に…… などと言うキャッチで誘うのか。

我々製作サイドから言わせてもらえれば、
【あれでも簡単】
なんです。

つまり面倒な製作部分をバッサリ削除したモノが、巷で言われているCMSなのですが、それでも実際の運営管理というモノは、それなりに難しいのです。

中には【確かに簡単】とうい物も有りますが、そう言ったCMSに限ってデザイン性が乏しく、また任意に変更出来る箇所が少ないなどの不満が出ます。

つまり、操作や管理が簡単であるCMSは変更出来る自由度が低い。 と言う事になります。
もちろん例外のCMSも有りますが、それは稀な物です。

基本的に変更の自由度が高ければ高いほど、管理側の負担は増えます。
それは、自由度が高いと言う事は変更箇所が多いと言う事です。変更箇所が増えれば管理は複雑にならざるを得ません。

ようするに……

簡単に出来る都合のよいCMSは無い

と言う事です。

もちろんサイトそのモノのデザイン性を犠牲にすれば別ですが、基本的に簡単に出来るCMSは【それなり】の性能しかないと言う事です。





2012年11月7日水曜日

メールを貯め込まない技? 今さら……第47回


今さら聞けないネットのあれこれ。
「不要メールを貯めない技」
についてお話します。


重要度:★★★
難易度:★



なんだか、すごい技?のような事ですが……
何の事はありません、Thunderbird での、ちょっとした設定についてのお話です。

毎日受信される、メールマガジンやスパムメール。
フィルター機能を使って、ゴミ箱や自動削除する設定にしている方もいるかと思います。

しかし、全てのメールをゴミ箱や自動削除する訳ではありません。
そうした、メールはどうしてますか?

読んですぐ削除。 と言うのがある意味理想なのですが、それが意外と面倒……
そして、気が付くとメールフォルダーの中がいっぱいに……

なんてことは、ありませんか?

Thunderbirdを使っていれば、ちょっとした設定で
貯まった古いメールを自動的に削除してくれます。

設定方法はいたって簡単。

左にある、ナビゲーションフォルダーから、設定したいフォルダーを選び、右クリックでプロパティを表示します。
上部タブの【保管ポリシー】を開いて、送信日時から~の項目にチェックを入れて、OKボタンで設定完了です。

簡単でしょ。
残したいメールはスターを付けておけば設定日時を過ぎても削除される事はありません。


デフォルトでは、【メッセージを自動削除しない】に設定されています。

保存しておきたいメールをいちいち【保存フォルダー】に移動する事も無く、意外と便利です。

アカウント(メールアドレス)毎の設定ではなく、フォルダー毎の設定なのでかなり自由度は高いです。
上手く設定すれば、溜まったメールの削除と言う、面倒な事から解放されますよ。